食物アレルギーの診療には、「治療」と「発症予防」という2つの柱があります。
治療は、今まさにアレルギーと向き合っている方にとって欠かせないものです。 食物経口負荷試験、経口免疫療法、エピペン・ネフィー、学校給食の対応など、 日々の生活を安心して過ごすための知識や準備がとても大切です。
一方で、発症予防は、 これから生まれてくる子どもたちが、少しでも安心して育つための取り組みです。
予防の話は、「もっと早く知っていれば…」という気持ちを呼び起こすことがあります。 その気持ちはとても自然で、誰にでも起こりうるものです。
しかし、今の社会状況のままでは、食物アレルギーはなかなか減りません。
だからこそ、親御さんが一人で頑張らなくても、自然と予防が進む社会を作ることが大切だと感じています。
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乳児健診で湿疹に早く気づける仕組み ⇒ 遅くとも生後2-3ヵ月までに徹底的な治療を開始
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保健センターや産科で自然に情報が届く環境 ⇒ 必要な情報が届く仕組みづくりが大切
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離乳食の不安を減らす情報発信 ⇒ 早期(継続)摂取
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地域での診療の標準化 ⇒ 患者さんは自宅近くの小児科・皮膚科を受診します
こうした仕組みが整えば、 特別な努力をしなくても、予防は自然に広がります。
食物アレルギー診療は、治療と予防の両方がそろって初めて、未来の子どもたちを守ることができると感じています。
地域の中で、 その流れを少しずつ形にしていきたいと思います。