乳児アトピー性皮膚炎診療の問題点(4)|御所西かわだアトピーアレルギークリニック|京都市上京区のアレルギー科・小児科

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乳児アトピー性皮膚炎診療の問題点(4)

現在、日本の小児科で広く使われているアトピー性皮膚炎の診断基準は「UK Working Party(UKWP)」です。しかし、UKWPは本来、疫学研究のために作られた基準であり、乳児の軽症アトピーを拾うには構造的に不向きなように感じます。

この基準を乳児にそのまま当てはめて診断していると、どうしても判断が遅れやすくなります
(私見です 汗)。
赤ちゃんのかゆみは早期に正確にとらえることが難しく、さらに“全身の乾燥”や“四肢の湿疹”といった所見が揃う頃には、すでに症状が進んでしまっていることが少なくありません。

加えて、今の赤ちゃんは生まれた直後から保湿スキンケアを行うことが一般的になっています。本来はアトピー性皮膚炎の初期サインである“わずかな乾燥”や“軽い湿疹”が保湿で隠れてしまい、症状の進行に気づきにくくなっているのが現状なのです。